三菱ふそう キャンターの歴史

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今日はキャンターの歴史について詳しくお話させていただきます。 三菱ふそうキャンターは、三菱ふそうトラック・バス株式会社が製造・販売する小型トラックです。 キャブオーバー型の車体で、軽量かつ高い積載能力が特徴で、貨物輸送や配送業務に幅広く利用されています。
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軽トラックのように小回りが利く路上駐車や市街地での走行にも適したトラック

キャンターは、軽トラックのように小回りが利き、路上駐車や市街地での走行にも適しています。
また、軽量でありながら、積載量は1トンを超えるため、ビジネス用途においても、荷物の運搬に優れています。

環境にも配慮した車種の開発

現在、キャンターは、ディーゼルエンジンを搭載しており、排出ガス規制に対応するため、尿素SCRシステムを採用しています。
また、電気自動車やプラグインハイブリッド車など、環境に配慮した車種も開発されています。
キャンターは、日本国内だけでなく、世界中で販売されており、多くの国や地域で幅広い用途に利用されています。

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三菱ふそうキャンターは、1963年に発売された初代モデルから始まります。当時は「T90」という型式名が与えられており、排気量2リットルクラスのガソリンエンジンを搭載していました。その後、キャンターは数々の改良を経て、車体の大型化やディーゼルエンジン搭載などの進化を遂げてきました。1978年には、3代目モデルで初めてキャブオーバー型が採用され、積載能力が向上しました。1990年代には、キャンターに四輪駆動車が追加され、雪道や山道などの厳しい環境での使用にも対応できるようになりました。また、2005年(平成17年)には、排出ガス規制に対応するため、尿素SCRシステムを搭載したエンジンが採用され、環境性能が大幅に向上しました。
現在のキャンターは、積載量やエンジンの性能、安全装備などが進化し、ビジネス用途においては、様々な分野で活躍しています。また、電気自動車やプラグインハイブリッド車など、環境に配慮した車種も開発され、これからも進化を続けていくことが期待されています。

キャンターの歴史

OUR history

キャンター1代目

三菱自動車工業が1963年から1968年まで製造・販売していた小型トラックのシリーズです。

キャンターは、日本国内で初めてディーゼルエンジンを搭載した小型トラックであり、当時の日本の交通事情に適した、小回りのきく車両として人気を博しました。
キャンター1代目は、車両の全長が3.99m、全幅が1.69m、全高が1.93mで、最大積載量は2トンでした。
エンジンは、初期のモデルでは4DQ1型4サイクル直列4気筒エンジンを搭載していましたが、後に4DQ5型エンジンに変更されました。
また、トランスミッションは、当初は3速MTでしたが、後に5速MTに変更されました。
キャンター1代目は、耐久性や信頼性が高く、また燃費がよかったことから、農林業や建設業などの現場で広く使用されました。
また、軽快な走行性能と小回りのきくボディサイズから、都市部での貨物配送にも活用されました。

キャンター2代目

三菱自動車工業が1968年から1978年まで製造・販売していた小型トラックのシリーズです。

キャンター1代目からの大幅な改良が行われ、特にキャブオーバータイプの採用やキャビンの広さの拡大などが行われ、より利便性の高い車両となりました。
キャンター2代目は、車両の全長が4.1mから5.0m程度で、最大積載量は2.5トンから3.5トン程度までのモデルがありました。
エンジンは、初期モデルでは1.6Lや2.0Lのガソリンエンジン、2.7Lのディーゼルエンジンが搭載されていましたが、後に2.4Lや3.3Lのディーゼルエンジンに変更されました。
トランスミッションは、4速MTや5速MT、3速ATが採用されました。
キャンター2代目は、前車軸の上にキャビンが配置されるキャブオーバータイプの採用により、運転席が前方に移され、車両全体のスペースが有効に使われるようになりました。
また、より広いキャビンが採用されたことで、運転席と助手席の間にもスペースが確保され、より快適なドライビングが実現されました。
キャンター2代目は、その高い信頼性や耐久性、燃費の良さから、さまざまな用途に広く使用されました。

キャンター3代目

三菱自動車工業が1978年から1985年まで製造・販売していた小型トラックのシリーズです。

キャンター2代目からの改良が行われ、よりモダンなデザインや運転のしやすさが追求され、快適性や安全性が向上しました。
キャンター3代目は、車両の全長が4.1mから6.0m程度で、最大積載量は2.5トンから4.0トン程度までのモデルがありました。
エンジンは、初期モデルでは1.6Lや2.0Lのガソリンエンジン、2.7Lのディーゼルエンジンが搭載されていましたが、後に2.4Lや3.3Lのディーゼルエンジンに変更されました。
トランスミッションは、5速MTや4速ATが採用されました。
キャンター3代目は、より角ばったデザインが採用され、より近代的な外観となりました。また、より広いキャビンが採用され、より快適な運転環境が実現されました。
さらに、キャンター3代目は、より安全性を重視しており、ブレーキの性能や車両の安定性を向上させるための技術が導入されました。
キャンター3代目は、その高い信頼性や耐久性、燃費の良さから、運送業や建設業、農林業などの現場で広く使用されました。
また、キャブオーバータイプの採用により、車両の小回りのききやすさも向上し、都市部での貨物配送にも活躍しました。

キャンター4代目

三菱自動車工業が1985年から1993年まで製造・販売していた小型トラックのシリーズです。

キャンター3代目からの改良が行われ、より高性能なエンジンや安全性・快適性の向上が図られ、大型車両に匹敵する豪華な装備も追加されました。
キャンター4代目は、車両の全長が4.2mから6.0m程度で、最大積載量は2.5トンから4.0トン程度までのモデルがありました。
エンジンは、初期モデルでは2.4Lのガソリンエンジンや2.7Lのディーゼルエンジンが搭載されていましたが、後に3.0Lや3.3Lのディーゼルエンジンに変更されました。
トランスミッションは、5速MTや4速ATが採用されました。
キャンター4代目は、より近代的で丸みを帯びたデザインが採用され、より豪華な内装や装備が追加されました。また、より広いキャビンが採用され、より快適な運転環境が実現されました。
さらに、キャンター4代目は、ABSやドライバーエアバッグなどの安全装備が標準装備となり、より高い安全性が実現されました。
キャンター4代目は、その高い信頼性や耐久性、快適性、安全性から、運送業や建設業、農林業など幅広い現場で活躍しました。
また、トラックの多くが車検制度が導入された時期にあたり、低公害車両や低燃費車両としても注目されました。

キャンター5代目

三菱自動車工業が1993年から2002年まで製造・販売していた小型トラックのシリーズです。

キャンター4代目からの改良が行われ、より高性能なエンジンや安全性・快適性の向上が図られ、燃費性能や負荷能力も向上されました。
キャンター5代目は、車両の全長が4.5mから6.0m程度で、最大積載量は2.5トンから4.5トン程度までのモデルがありました。
エンジンは、初期モデルでは2.4Lのガソリンエンジンや3.0Lのディーゼルエンジンが搭載されていましたが、後に3.3Lや3.9Lのディーゼルエンジンに変更されました。
トランスミッションは、5速MTや4速ATが採用されました。
キャンター5代目は、よりスマートで流線型のデザインが採用され、より快適な運転環境が実現されました。
また、より広いキャビンが採用され、運転席と助手席の間にはセンターコンソールが設置され、より使い勝手が良くなりました。
さらに、キャンター5代目は、ABSやドライバーエアバッグ、パワーステアリングなどの安全・快適装備が標準装備となり、より高い安全性が実現されました。
キャンター5代目は、その高い信頼性や耐久性、快適性、安全性から、運送業や建設業、農林業など幅広い現場で活躍しました。
また、環境に優しい低公害車両としても注目され、一部モデルでは電気自動車(EV)やハイブリッド車もラインナップされました。

キャンター6代目

三菱ふそうトラック・バス株式会社(旧:三菱ふそう)が2002年から販売している小型トラックのシリーズです。

キャンター5代目からの改良が行われ、エンジンやシャシー、キャビンなどが一新され、燃費性能や積載量、快適性、安全性などが向上されました。キャンター6代目は、車両の全長が4.7mから7.5m程度で、最大積載量は2.0トンから4.5トン程度までのモデルがあります。
エンジンは、初期モデルでは4D34型3.9Lのディーゼルエンジンや4M42型3.0Lのディーゼルエンジンが搭載されていましたが、後に4P10型3.0Lのディーゼルエンジンに変更されました。
トランスミッションは、5速MTや6速MT、6速AMTが採用されました。
キャンター6代目は、前モデルに比べてよりスマートでシャープなデザインが採用され、より高い視認性が実現されました。
また、広いキャビンや可倒式助手席シートが標準装備され、より使い勝手が良くなりました。
さらに、安全性にも配慮がなされ、ABSやEBD、ドライバーエアバッグ、ステアリング制御ブレーキなどが標準装備となり、より高い安全性が実現されました。また、カーゴエリアにはLEDライトが採用され、明るい照明が実現されました。
キャンター6代目は、その高い信頼性や耐久性、快適性、安全性から、運送業や建設業、農林業など幅広い現場で活躍しています。
また、エコカー減税の対象車両に認定されており、環境に優しい低公害車両としても注目されています。
さらに、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車もラインナップされ、環境負荷の低減にも貢献しています。

キャンター7代目

三菱ふそうトラック・バス株式会社(旧:三菱ふそう)が2010年から販売している小型トラックのシリーズです。

キャンター6代目からの改良が行われ、環境性能や運転安全性、快適性などが向上されました。
キャンター7代目は、車両の全長が4.6mから8.1m程度で、最大積載量は2.0トンから4.5トン程度までのモデルがあります。エンジンは、初期モデルでは4P10型3.0Lのディーゼルエンジンが搭載されていましたが、後に4P10型3.0Lのディーゼルエンジンに加えて、クリーンディーゼルエンジンやハイブリッド車もラインナップされました。トランスミッションは、5速MTや6速MT、6速AMTが採用されました。
キャンター7代目は、より高い環境性能を実現するため、エンジンやトランスミッションの改良や、排出ガス浄化技術の採用が行われました。
また、運転安全性にも配慮がなされ、ABSやEBD、ドライバーエアバッグ、ステアリング制御ブレーキなどが標準装備となり、より高い安全性が実現されました。
さらに、広いキャビンや快適なシート、使い勝手の良いインテリアなど、より快適なドライブが実現されています。
キャンター7代目は、その高い環境性能や耐久性、快適性、安全性から、運送業や建設業、農林業など幅広い現場で活躍しています。
また、燃費性能や低公害性が高いため、エコカー減税の対象車両に認定されており、環境に優しい低公害車両としても注目されています。
さらに、EVやプラグインハイブリッド車もラインナップされ、環境負荷の低減にも貢献しています。

キャンター8代目

三菱ふそうトラック・バス株式会社が2019年から販売している小型トラックのシリーズです。

キャンター7代目からの改良が行われ、環境性能や運転性能、安全性などが向上されました。
キャンター8代目は、最大積載量2.0トンから4.9トンまでのモデルがラインナップされています。
エンジンは、初期モデルでは4P10型3.0Lのディーゼルエンジンが搭載されていましたが、後に4P10型3.0Lのディーゼルエンジンに加えて、
クリーンディーゼルエンジンやハイブリッド車もラインナップされました。トランスミッションは、6速MT、6速AMT、デュアルクラッチ式トランスミッションが採用されました。
キャンター8代目は、より高い環境性能を実現するため、エンジンやトランスミッションの改良や、排出ガス浄化技術の採用が行われました。
また、運転性能にも配慮がなされ、スムーズなシフトチェンジや加速性能が実現されました。
さらに、安全性にも注力がなされ、車線逸脱警告や自動緊急ブレーキ、クルーズコントロールなどが標準装備となり、より高い安全性が実現されています。また、キャビンのデザインや快適性も向上され、より快適なドライブが可能になっています。
キャンター8代目は、その高い環境性能や運転性能、安全性から、運送業や建設業、農林業など幅広い現場で活躍しています。
また、燃費性能や低公害性が高いため、エコカー減税の対象車両に認定されており、環境に優しい低公害車両としても注目されています。
さらに、EVやプラグインハイブリッド車もラインナップされ、環境負荷の低減にも貢献しています。

キャンター9代目

三菱ふそうトラック・バス株式会社が2022年から販売している小型トラックのシリーズです。

キャンター8代目からの進化が図られ、環境性能、安全性、快適性、使い勝手などが向上されています。
キャンター9代目は、最大積載量2.0トンから4.9トンまでのモデルが用意されています。
エンジンは、4P10型3.0Lのクリーンディーゼルエンジンと、4P10型3.0Lのクリーンディーゼルエンジンに電動ターボを組み合わせたエンジンの2種類がラインナップされています。
トランスミッションは、6速MT、6速AMT、デュアルクラッチ式トランスミッションの3種類が採用されています。
キャンター9代目は、環境性能に重点が置かれており、排出ガス浄化技術の進化により、排出ガスを大幅に低減するとともに、燃費も向上しています。また、運転性能にも配慮され、シフトチェンジのスムーズさや加速性能が向上し、より快適な運転が可能になっています。
安全性にも注力され、自動緊急ブレーキや衝突回避支援システム、車線逸脱警告、クルーズコントロールなどが標準装備となり、高い安全性が確保されています。
さらに、キャビンの快適性も向上され、大型化されたマルチインフォメーションディスプレイや、ステアリングスイッチを採用することで、ドライバーの使い勝手が向上しています。
さらに、シートや空調システムなども改良され、より快適なドライブが実現されています。
キャンター9代目は、高い環境性能、運転性能、安全性、快適性、使い勝手の向上により、幅広い現場で活躍することができます。

現在のところ、2023年2月現在、キャンター9代目については正式に発表されていません。
しかし、三菱ふそうトラック・バス株式会社は、今後もキャンターシリーズを発展させ、より高い性能や機能、さらには環境性能にも注力していくことを表明しています。
今後の情報に期待しましょう。

まとめ

今回は三菱ふそうのキャンターの歴史を深堀してみました。
時代が変わるにつれて必要になる機能や装備が色々ありましたね。この先は環境問題や労働問題も大きく変化するでしょうからまだまだ進化がすすむことでしょう。
EVや水素エンジンなど技術が日々進歩していることを踏まえ、私たちも新たな情報を得て新時代についていけるようにしたいですね!

冷却水について

冷却水(LLCクーラント)は、車のエンジン内部を冷やすもので、車のエンジンを動かすのに必要不可欠な液体の一種です。 今回は知っているようで詳しく知らない冷却水について解説します。

 

一緒に勉強しましょう!

Contents

冷却水(LLC)って何?

冷却水(LLC)とは

LLCはロングライフクーラントの略称で、名前の通り、長期間使用することが可能な液体です。「不凍液」などとも呼ばれていて、その技術は進化し続けています。 この冷却水(LLCクーラント)は、凍結防止と防錆効果があります。

冷却水(LLC)の役割

エンジン内部を循環して冷やし、オーバーヒートを防ぐ。という、重要な役割をしています。

 

冷却水(LLCクーラント)でエンジンやラジエーターを冷やさないと、エンジンは5~10分でオーバーヒートして車を走らせることができなくなってしまいます。

冷却水(LLC)の点検整備

冷却水(LLC)の交換の目安は?

交換の目安の期間は約2~3年で推奨されています。

また、近年の新しい車には「スーパーLLCクーラント」と呼ばれる、耐用年数7~10年を実現した新型冷却水(LLCクーラント)もあります。

冷却水(LLC)を交換しないでいると?

冷却水(LLCクーラント)の交換しずに使用したままにすると、経年劣化により冷却水(LLCクーラント)が汚れてきます。

汚れた冷却水(LLCクーラント)は、防錆効果が低下し、ラジエーターやエンジン内部の水管を腐食させたり、それにより水漏れやオーバーヒートの原因になったり、冬季には、凍結したり、それによりエンジンに損傷を与えてしまったりと様々なトラブルに繋がります。

冷却水(LLC)が減る?

冷却水(LLCクーラント)は自然蒸発をして、徐々に減っていきます。という情報が別サイトで掲載されているのを目にしますが、全くの偽情報です

基本的に、冷却水(クーラント)は密封されているので、何もトラブルがない車で、減るというのは考えられません。

冷却水の補充をしたときに、エアーが抜けてその分だけ冷却水(LLCクーラント)が減る。ということが考えられます。

冷却水(LLCクーラント)が減っている。ということは、何らかのトラブルがあり冷却水(LLCクーラント)が漏れているということが考えられます。

冷却水(LLC)関係のトラブル

冷却水(LLC)が減った時の主な原因

原因として主に挙げられる例は、ラジエーターホースからの漏れです。

 

他にも、

・クーラントリザーブタンクがエンジンの熱で劣化して冷却水(LLCクーラント)が漏れる。

・ラジエーターキャップが劣化して冷却水(LLCクーラント)が漏れる。

・ウォーターポンプが劣化して冷却水(LLCクーラント)が漏れる。

・ヒーターホースが劣化して冷却水(LLCクーラント)が漏れる。

など、様々な原因が考えられます。

 

ほとんどが、経年劣化による冷却水(LLCクーラント)漏れです。

冷却水(LLC)が減るとどうなる?

何らかの原因で、冷却水(LLCクーラント)漏れが発生した場合、冷却水(LLCクーラント)が不足して、エンジンの温度を調整する機能が

正常に働かなくなり、水温計が上昇してオーバーヒートを起こす危険があります。

オーバーヒートをすると、エンジンが急に止まって車が動かなくなり、事故を起こすなど二次災害の危険性もあります。

冷却水(LLC)漏れの確認方法

※冷却水(LLCクーラント)の確認は必ずエンジンが冷めた状態で行ってください。確認する直前まで車を走行していた場合、エンジンが冷えるまで待ちましょう。

 

①エンジンルームにある半透明のリザーバータンクと呼ばれる箇所を確認します。リザーバータンクの液面ラインを確認します。リザーバータンクの側面を見ると、FullとLowもしくはMAX MINといったラインが記されています。この2つのラインの間に液面が確認できれば大丈夫です。

②冷却水(LLCクーラント)の色を確認します。通常の冷却水(LLCクーラント)の色は、緑色や赤色、ピンク色など種類によって様々な色がありますが鮮やかな色です。濁っていたら劣化している可能性があります。

  

自分で確認し、少しでも異変がある場合や、確認しても不安な場合ディーラーや修理工場へ点検に出すことをお勧めします。


もし冷却水(LLC)が減っていたら、、、

応急処置のやり方

リザーバータンクの冷却水(LLCクーラント)がラインより下の場合、すぐに補充が必要です。

通常、冷却水(LLCクーラント)は水で濃度を薄めた状態で入っています。水道水を加えて応急処置をしましょう。一時的な応急処置で使うことを前提で水道水を入れても問題ありません。そのあとすぐに、冷却水(LLCクーラント)の取替えをおすすめします。

ただし、リザーバータンクの冷却水(LLCクーラント)が空っぽのところに水道水を入れるとラジエーターの目詰まりやサビの原因になるので、その場でロードサービスやJAFで修理工場やディーラーへ搬送することをおすすめします。

まとめ

冷却水(LLCクーラント)は、エンジン、ラジエーター、サーモスタット、ウォーターポンプと車の内部のあらゆるところで流れています。

冷却水(LLCクーラント)を劣化したまま使用していると、ラジエーター、サーモスタット、ウォーターポンプに錆や汚れが循環して故障の原因に繋がります。 寒い時期や冬にサーモスタットが故障すると、エンジンに不具合が出ると同時にヒーター(暖房)も効かなくなります。

車の異常にいち早く気づけるように、メーターパネルの部分にチェックランプがついていないか、など日頃から異常がないか確認しましょう!

販売部 営業 堀